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セッション報告(9月21日~10月4日)

 9月末から10月頭にかけて五回のセッションを行いました。
 9月21日と10月3日には東北大学図書館本館の方のお話をうかがいました。図書館は常勤の職員が少ない中、落下した蔵書の復旧に多くのマンパワーが必要でずいぶん苦労されたようです。9月29日には東北大の広報事業にかかわっている業者さんから聞き取りを行いました。仙台港付近でイベントを行ってところで被災。イベント会場にも津波が押し寄せたそうです。来場者をいかに迅速に避難させるか、考えた上での的確な対応についてお話を聞かせて頂きました。10月4日には女川のフィールドセンターの職員からお話を聞きました。このセンターの職員の方々および建物は津波で大きな被害にあわれました。同じ大学の職員である彼らが経験した厳しい被災の現実をかいま見たセッションとなりました。
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文学部訪問セッション(8月26日)

日時:8月26日(金)16:00~17:00
場所:文学部
参加者:高倉、土佐、他1名

 今回は、文学部の教員の研究室を訪問してのセッションだった。先生は、とうしんろくのポスターをみて、その後ブログにアクセスしてくれて活動を知ってくれたという。それでこちらに連絡してきてくれたのだった。このような形でとうしんろくの活動やその趣旨を理解してくれた人がいることは大変うれしいことである。セッションは被災した状況から青森への避難、そして大学に戻ってくるまでの状況を話してもらった。今回のような地震の後に、建物から避難する際には上着や貴重品などもってでる必要性があること、それを避難マニュアルに記すべきだと主張していたのが印象的だった。たしかに、外は寒かったし、今回ほど大きな地震だと余震もあるので、その後もう一度建物に入ることがためらわれるからだ。興味深かったのは車のことである。震災後ガソリンが手に入りにくくなったのはよくしられているが、この教員はハイブリッドカーであるプリウスにのっていたこともあり、そうした状況でも大変役にたったという。
(文責:高倉)

薬学部訪問セッション(8月23日)

日時:8月23日(火)10:30~12:30
場所:東北大学青葉山キャンパス薬学部B棟
参加者:木村、土佐、他5人

 本日の訪問セッションでは、薬学部、薬学研究科のみなさんのお話をうかがいました。何よりもここの特徴は実験研究のために必要なたくさんの薬品を保管しているという点で、日ごろから「地震が来たらまずコンセントを抜く」などの対策が徹底されていた点が印象的でした。地震後の復旧作業に際しても薬品ならではの配慮が必要な場面もあり、例えば非常用電源などは発火の恐れがあるため安易に使うことができなかったそうです。また、薬学部では石巻などへ薬剤師のボランティアを派遣していて、実際にそこへと参加された方から活動の様子などについてもお話をうかがうことができました。医師たちの活動に比べると取り上げられることが少ないですが、このような形で被災地を支えた人たちが学内にいたことはもっと知られてよいのではないかと思いました。
(文責:木村)

川渡訪問セッション報告(8月11日)

日時:8月11日(木)12:00~13:30
場所:川渡・東北大学農学研究科フィールドセンター
参加者:木村、高倉、他3名

 今日は2回目の川渡セッションであった。農学研究科の川渡フィールドセンター具体的には農場の技術職員の方々および関係する分野の教員からの聞き取りを中心に行った。前回の川渡セッションは院生の方が多かったが、今回はそれとは異なる被災体験だった。農場では黒毛和牛や日本短角種など200頭近くが飼われている。技術職員の方々が震災後、休まずに対応しなければならなかったのは、これら牛の世話である。牛達もまた震災で大きな影響をうけたようだ。敏感な乳牛の中には一時動かなくなってしまった個体もいたし、また少々あばれたものもいたという。いずれにしても動物の世話に休みはない。自宅や家族の被災の対応におわれながらも待ったなしの対応だった。飼われている牛は例えば肉牛であれば予定されている出荷の時期に合わせて特定の肉質が形成されるように肥育されている。文字通り最高の品質になるように育て上げてくるわけで、震災による流通システムの断絶は大きな影響を与えたのだった。東北大で働く同僚の仕事があらためて幅広いものであることを実感する共に、畜産業への地震の影響がどのようなものなのかその一端をしることができたセッションだった。
(文責:高倉)

片平訪問セッション報告(8月10日)

日時:8月10日(水)13:00~14:30
場所:片平東北大学史料館
参加者:菊谷、木村、土佐、他3人

本日は片平キャンパスにある東北大学史料館におじゃまして、2名の教員と1名の職員の方にお話をうかがってきました。史料館は3月11日の地震で瓦が落下し、屋根に大きなダメージを受けました。そしてその結果として震災直後から雨漏りに苦しめられてきたそうです。(史料館のHPでは天井のひび割れから生え出ているキノコの写真を見ることができます。)本日のお話では、史料館の方々が震災後の物資も不自由な中、様々な工夫をしながら重要な史料を雨水から守ってきた様子をうかがうことができました。とくに、職員の方が、天井のあちこちから漏れてくる水をブルーシートで一か所に集中させて処理するシステムをつくったという話はたいへん興味深いものでした。史料館の屋根はまだブルーシートでおおわれたままで、この水との戦いはかなり改善したものの完全に収束してはいないそうです。1日も早い復旧をお祈りいたします。
(文責:木村)
プロフィール

とうしんろく

Author:とうしんろく
2011 年3 月11 日の東北地方太平洋沖地震は宮城県を含む東北地方太平洋沿岸を中心に広範な地域で未曾有の被害をもたらし、その影響は現在も続いています。私たちは東北大の人々がどのような形で被災し、そして現在までの過程を経てきたのか、それぞれの個人的で主観的な体験と記憶を相互に共有するとともに、それらを記録していく必要があると思い、このプロジェクトを立ち上げました。震災で何が起き、どのようにその後を生き延びてきたのか、どのような活動をしてきたのか、自ら語り、自ら聞き、自ら記録して共有する機会を設けることが、自分たちのために、そして社会のために重要であり、必要であると考えるからです。

経験を共有することは私たち自身にとってある種の救いになるかもしれません。少なくとも社会の共感性を高めていくことに連なっていくと思います。なによりも 3.11 大震災を忘れないために、そして我々自身が希望を見つけていくために、自らがどのように生き延びてきたのか、その経験を共有し記録する<東北大学震災体験記録プロジェクト>(略称:とうしんろく)にご参加ください。
【連絡先】
高倉浩樹、木村敏明
E-Mail:
toushinroku●gmail.com
(●→@)

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